1本1本の毛髪が生み出される頭皮内の「毛包」と呼ばれる内部には、

毛乳頭という突起があり、毛細血管で運ばれてきた養分をたくわえて

います。

この毛乳頭を取り囲んでいるのが、毛髪をつくる毛母細胞。毛母細胞は、

毛乳頭から養分を得て、次々に細胞分裂し、毛髪をつくり出していきます。

こうしてつくり出された毛髪が少しずつ上に押し上げられ、頭皮の上に出た

のが、いわゆる髪の毛です。

日本人ならだいたい黒色、世界的にみれば金色あり、茶色あり。こうした頭髪

の色は、毛髪が頭皮内で成長する過程のどこかで、色素細胞(メラノサイト)が

つくり出したメラニン色素が毛髪内に取り込まれることで決まります。

つまり、毛母細胞そのものがつくり出す毛髪は、もともとは白髪です。

それを黒く見せているのは、色素細胞(メラノサイト)がつくり出すメラニン色素の

働きです。

白髪ができるのは、色素細胞(メラノサイト)の働きが、何らかの原因で

弱まったり消失したりして、髪を黒くするメラニン色素がつくれなかった

ためと考えられています。